交通事故治療について

交通事故という突然の出来事に遭われたことで、心身ともにお疲れのことと存じます。交通事故は予期せずに誰にでも起こり得る出来事です。そのため、被害者の方の中には、交通事故治療に必要な手続きや費用に関することなど、様々な疑問を抱えていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。
また、交通事故の直後には神経の興奮などにより、症状に気づかないことも多いですが、時間の経過により様々な症状が現れることがあります。交通事故の場合、突然激しい衝撃を受けるため、事後に時間が経ってから症状が現れ始め、その後も違和感や不快感が長期的に続くこともよくあります。
当院では交通事故被害者の皆様が、後遺症に苦しむことなく生活していただくために、高精度の診断と適切な治療を通して全力でサポートします。
交通事故治療に
特化した5つの強み
医学的な根拠に基づいた診察

整形外科では、レントゲン検査などにより、骨や腱などの状態をはっきりと調べることができます。当院では、総合病院で整形外科や救急科で様々な交通事故診療の経験を積んできた専門医が医学的根拠に基づいた診療を行っています。
たとえ可能性が低い場合でも、最初に骨の損傷などといった重大な障害の有無を確かめることは大切です。また、当院では近隣施設と協力し、必要に応じてCTやMRIといったより高度な検査をした上で、放射線科医による診断をすることもできます。整骨院・接骨院では、検査・診察・治療はできず、基本的に施術を受ける場所なので、骨や腱の異常を発見することができない可能性があります。
痛みの早期緩和

痛みはそれ自体でつらい症状があるだけでなく、痛みがあることにより周囲の組織が緊張し、血行が悪くなることで、治癒に悪い影響を与える可能性があります。
また、痛む部位を庇うことで他の部分に負荷がかかり、症状が広がってしまうケースがあります。当院では痛みが強い場合、効果的なブロック注射や薬物療法などを組み合わせて、できる限り早期に、的確に痛みを緩和できることを目指します。
国家資格である理学療法士と柔道整復師によるリハビリテーション

桜整形外科内科ペインクリニックでは、理学療法士および柔道整復師といった国家資格を有したリハビリスタッフが多数在籍しています。
理学療法士および柔道整復師は、医師の診断・処方・指示の下、患者さんお一人お一人に合わせたオーダーメイドのメニューを考え、運動器リハビリテーションを実施しております。お仕事などでお忙しい方、時間の融通が利かない方は理学療法士による予約制のリハビリを、予約なしで空いたお時間で治療を受けたい方は柔道整復師による予約を必要としないリハビリを受けることができます。
予約を必要としない物理療法機器を用いた治療

桜整形外科内科ペインクリニックでは、予約なしで首や腰の牽引器、ウォーターベット、電気治療機器などの物理療法機器を使用した治療を受けることができます。
リハビリに通う時間が確保できない方でも、空いたお時間で治療を受けることができます。
後遺症認定に必要な【後遺障害診断書】の発行可能

後遺障害の認定に必要不可欠な【後遺障害診断書】の発行が可能です。後遺症が残った場合に執り行う加害者や保険会社との慰謝料などに関する示談交渉には、【後遺障害診断書】による等級認定の申請が必要です。
第三者請求の手続きをされた場合、医療機関でも【後遺障害診断書】の発行はできません。
交通事故に遭ってしまったら
どうしたらいい?

警察への届け出
交通事故に遭った場合、直ちに警察署に行き、交通事故に遭った被害の届け出を提出しましょう。自賠責保険を請求するために必要な【交通事故証明書】を交付してもらいます。

加害者・保険会社の連絡先を
取得し、保険会社に連絡
基本的に、自賠責保険は加害者の保険会社から支払いが行われます。
交通事故に遭ったら、加害者の連絡先と保険会社の連絡先をお伺いください。保険会社には桜整形外科内科ペインクリニックで治療・通院する旨をお伝えください。

当院にご来院
ご来院いただく際には、はじめに交通事故による治療であることを受付にお伝えください。
※お伝えされていない場合は、手続きなどの関係により、診察や治療で長時間お待ちいただく場合がございますので、あらかじめご了承ください。

院長による診断
(問診→検査→診断→治療に関するご説明)
身体に起きた不調(痛み、しびれなど)の内容だけでなく、交通事故に遭った時の衝撃の大きさ、その方向などを確認するため、事故の状況などについても丁寧にお伺いさせていただきます。必要な検査をした上で、医師が診断し、治療について分かりやすく説明します。患者様とよく相談の上で治療方針を決めていきます。

リハビリテーションによる治療
痛みなどの症状を和らげるために、状態に合わせて薬物療法を行います。また、より早期の症状緩和のために、当院では、国家資格を持つ理学療法士や、全国病院理学療法協会の資格を併せ持つ柔道整復師がマンツーマンでリハビリテーションを行っています。時間に制約がある方は、予約不要の物理療法による治療も可能です。しっかり完治するまでリハビリテーションを受けていただくことを推奨しております。
むちうち(頸椎捻挫)の
治療について
症状
むち打ちには様々な症状があります。代表的な症状として以下のようなものがあります。
首の痛み

むち打ちによる首の痛みは、事故後に首の後部に発生することが一般的です。この痛みは、首の筋肉や靭帯にダメージが生じた結果で、激しい痛みやこりとして現れます。痛みは首を動かす時に発生し、日常生活に支障をきたすことがあります。
頭痛

むち打ちの頭痛は、通常、事故や怪我の直後から現れ、後頭部や側頭部に鋭い痛みを伴います。これは、首の筋肉や神経にダメージが及び、痛みが頭部に広がる結果です。頭痛は持続的で、首を動かすことにより症状を悪化させることがあります。これはむち打ちによる炎症や筋肉のこりに関連しています。頭痛は、むち打ち症状の一部であり、治療の対象となります。
肩の痛み

むち打ちによる肩の痛みは、通常、事故後すぐに現れることがあり、肩周囲や首から腕にかけて広がることがあります。肩の痛みは筋肉や靭帯にダメージが生じる結果で、肩を動かしたりすることで悪化することがよくあります。この痛みは持続的で、日常生活に支障をきたすことがあります。治療によって痛みを軽減し、肩の機能を回復させることができます。
腰痛

むち打ちによる腰痛は、車の衝突や事故により、腰椎や周囲の組織にダメージが生じることにより痛みが現れます。この痛みは鈍痛から鋭い痛みまでさまざまで、日常生活の動作や座っている時間、立っている時間に悪化することがあります。
手や腕のしびれや麻痺

むち打ちによる手や腕のしびれは、事故で頚椎(首の骨)にダメージが加わると、神経圧迫や神経損傷が生じることにより起こります。この圧迫や損傷により、手や腕に感覚や運動の異常が現れ、しびれや麻痺が生じます。症状の程度は様々で、軽度の場合から重度の症状まで幅広いです。
手足の脱力

むち打ちによる手足の脱力は、神経や筋肉へのダメージに起因します。事故によって首や背骨に衝撃が加わると、神経信号の伝達が妨げられ、手足の筋肉が正しく動かなくなります。これにより、手足がだるく感じられ、持続的な疲労感や脱力感が生じることがあります。
めまい・吐き気

むち打ちによるめまいや吐き気は、首の急激な前後の運動によって内耳や平衡感覚に影響が及ぶことで発生します。事故の際、頚椎にダメージが加わると、内耳に信号が正確に送られなくなり、めまい感覚や吐き気が生じます。これは平衡感覚が乱れ、脳が混乱するためです。症状の程度は個人差があり、一時的なものから長期にわたるものまでさまざまです。
むち打ちの症状は、事故や怪我の直後から現れることもありますが、遅発性の症状も見られます。数日から数週間後に首の痛みやこり、頭痛が悪化することがあります。
これらの症状は、個人差があり、症状の程度や持続時間も異なります。軽度のむち打ち症は自然に回復することもありますが、重度の場合や後遺症が残る可能性があることから、早期の医療評価と治療が重要です。適切な治療によって、症状の軽減や回復が促進され、生活の質が向上します。
むち打ちの後遺症

むち打ちは、数か月間治療を受けても十分な効果が出ず、首の痛みや首・肩のこり、腕・手のしびれ、頭痛、めまいなどが後遺症として残ってしまうこともあります。数年経っても症状が残っていることもよくあります。事故に遭った後、なるべく早期に治療を受けることが大切です。
原因
自動車同士の交通事故
むち打ちの原因として1番多いケースが、自動車同士の交通事故です。特に自動車に乗車しているときに、後方から追突されるケースが多いです。不意に追突されると身構える時間がないため、首などをひどく損傷し重症化するケースがあります。
歩行中の事故
むち打ちの原因として2番目に多いのが、歩行中に自動車や自転車に衝突されて受傷するケースです。自動車に乗車しているときの衝突と違い、突き飛ばされて転倒するため、首だけでなく腰や手足を負傷することがあります。
スポーツ中の怪我
交通事故以外のむち打ちの原因は、サッカー、ラグビー、柔道などといった接触を伴うスポーツです。不意にタックルを受けたり、投げられたりすることで負傷します。
治療

むち打ちの治療をするにあたって、まずは安静にすることが大切です。次に首や腰の炎症や痛みなどを緩和させるため非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)を使用します。また症状が強い場合、必要に応じて各種ブロック注射を検討します。併せて物理療法や理学療法士による運動療法を行います。物理療法では首の筋肉と椎間板にかかる圧力を軽減し、痛みを和らげるのに役立つ牽引療法や筋肉の緊張を緩和し、痛みを軽減するのに役立つ電気療法を行います。運動療法では、理学療法士が患者様ひとりひとりの症状に合わせて適切な治療を行います。
お客様からのよくある質問
- 治療期間はどれくらいですか?
- 症状や重症度合いによって、治療期間は異なりますので一概には言えませんが、むち打ち症状上に関しては、3か月~6ヵ月で治療を終える方が多いです。
後遺症が認められる場合は、6ヵ月~1年ほどかかる場合もあります。
具体的な治療期間に関しましては、医師の診察や症状の経過に合わせてご説明いたします。
早期回復のためには、できる限り早く、継続して治療することが大切です。
- 今通院している病院から、当院での治療に変更することはできますか?
- 他院に通院されている場合でも、当院での治療に切り替えることは可能です。
その際には、事前に保険会社にご連絡してください。
- 整骨院に通いながら、受診することはできますか?
- 当院の交通事故治療は、当院の医師による定期的な診察が必要となります。
整骨院との併用をご希望される方は、当院の医師にご相談ください。
- 通院することによって、どのような補償が受けられますか?
- 交通事故治療においては、被害者の救済のため、保険による補償が用意されています。
※ご加入の保険によって補償内容が異なります。詳しくは保険会社にご確認ください。
「通院によって得られる補償の例」
・治療費:交通事故後の治療費
・慰謝料:通院日数や通院期間に応じて支払われます
・交通費:通院にかかる交通費
・休業損害:仕事ができないことによる損害補償
- コンビネーション治療による効果的な施術を行います!
- 施術・通院にかかる費用は0円!
- 面倒な手続きもしっかりサポートします!
